前回(https://lotasclub-kyoto.com/aruaru/20200125-643/)「寒い時期はタイヤの空気圧にご注意」という事についてご紹介しましたが、その中のJAFの出動要請ランキング1位が「過放電バッテリー」でした。
寒い時期は、「過放電バッテリー」にもご注意が必要ですのでご紹介したいと思います。
夏に比べて冬の方が「過放電バッテリー」の割合が高くなる理由は、気温が低いとバッテリー内部でおこっている化学反応が鈍くなるからです。
また、冬場は電力消費の激しい「エアコン」や「リアデフォッガー(リアウインドーの曇り止めの熱線)」を使うことが多くなり、充電が追い付かなくなってバッテリーが上がってしまうというケースが多くなります。
冬場に限らず、バッテリーがあがってしまう原因は、車を利用する側のうっかりした原因が多くあります。
半ドア・ライト消し忘れによる過放電なら、バッテリーが新しければ充電すれば回復します。
長時間乗らなかったためのバッテリー上がりは、放置期間が短い場合は充電すれば回復します。
ただ、オーディオやエアコンなどの使用により慢性的に充電不足となるようならバッテリーの要領アップが望まれます。
ドライブ中にバッテリーがあがってしまう事があれば、「ジャンピングスタート」と呼ばれる、他の車から一時的に電気を分けてもらってエンジンを動かす方法があります。
この方法は、ブースターケーブルという専用コードが必要となるため、トランクルームに常備しておくのをお勧めします。
自分の車と同じ電圧の救援車を近くに停め、ケーブルを「自分の車のプラス→救援車のプラス、救援車のマイナス→自分の車のエンジンブロック」の順序で接続します。
ブースターケーブルの取扱説明書に詳しく記入されているはずですので、説明書と一緒にブースターケーブルを保管しておきましょう。
救援車と自分の車のエンジンが始動したら、つないだときとは逆の順番で取り外して完了です。
この順番は、おろそかにしてはいけません。
電気は電圧の高いほうから低い方へと流れます。
バッテリーが上がった車は電圧が低い為、救援車からの電気が流れ込むと火花が飛ぶ可能性が高くなります。そのため、一番最後の接続はバッテリーから遠いエンジンブロックに接続します。
過放電バッテリーを防ぐ方法に、バッテリー液をチェックするのがお勧めです。
バッテリー液が減っていたら精製水(またはバッテリー用補充液)を補充します。
その時、ついでに端子にゆるみがないか、腐食・損傷がないかもチェックしておきます。
バッテリー液が少ないまま使用していると、気温の低下で凍結してしまう事もあります。
メンテナンス不要のバッテリー液もありますが、あまり過信せずに機会を見てロータス京都の加盟店にお越しください。
JAF出動要請ランキング1位と2位は、定期的にロータス京都の加盟店にお越しいただくことで防げますので、寒い冬が到来する前に一度足をお運びください。