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乗車前の点検3

 

 乗車前の点検も佳境に入ってきました。

今回で最終回になります。

前々回(https://lotasclub-kyoto.com/aruaru/20200223-651/)と前回(https://lotasclub-kyoto.com/aruaru/20200229-652/)に引き続き乗車前の「自動車の点検整備」のなかの「運転席」での点検項目についてご紹介したいと思います。

 

日常点検整備の実施はユーザーの義務として法令【道路運送車両法第47条の2, 自動車点検基準第1条】に定められています。

 

【運転席】…6項目

・エンジンのかかり具合・異音

エンジンが速やかに始動し、スムーズに回転するかを点検します。

エンジン始動時やアイドリング状態で、異音がないかも点検します。

 

・ウィンド・ウォッシャ液の噴射状態

ウィンド・ウォッシャ液を噴射させ、ワイパーの作動範囲に噴射されるかをチェックします。

その向きや高さが適当かもチェックします。

 

・ワイパーのふき取り能力

ワイパーを作動させ、低速及び高速の各作動が不良でないかを点検します。

ウィンド・ウォッシャ液が綺麗にふき取れるかも点検します。

ワイパーのから拭きは、ガラスを傷つけますので、ウィンド・ウォッシャ液を噴射してからワイパーを作動させましょう。

 

・ブレーキの踏み残りしろと効き具合

エンジンをかけて異音がないかどうかを確かめたうえ、ブレーキ・ペダルを強く踏み込んだ時に床板との間(踏み残りしろ)が適当かどうか確認します。

踏みごたえが「いつもと違う」と感じたら要注意です。

お近くの「ロータス京都」加盟店にご相談ください。

 

・エンジンの低速・加速状態

エンジンを暖機させた状態(エンジンを始動してから停車した状態のままエンジンを低回転させて回転数を保ち、エンジンの各部分が適度な温度になった状態)で、アイドリング時の回転がスムーズに続くかを点検します。次に、エンジンを徐々に加速した時、アクセル・ペダルに引っかかりがないか、スムーズに回転が上がるか、走行するなどして点検します。

 

今回の点検項目「ワイパーのふき取り能力」ですが、ワイパーを作動させるとスムーズに動かない事でひっかくような音や嫌な擦れる音がする場合があります。

 

このような場合は、ワイパーゴムが劣化していることが多いです。

ワイパーゴムの寿命はおよそ1年。

ただ、直射日光や風雨にさらされていることが多くなるとより寿命が短くなります。

運転には直接関係ないから軽視してしまいがちですが、雨天の夜間走行の場合、ワイパーの不良による拭きムラや残った筋が視界不良となり、非常に危険です。

 

日常のメンテナンスとしては、濡らした雑巾などでワイパーゴムを拭きます。

これからの季節、花粉がたくさん飛んだ時など、思いの外汚れていることがありますので、点検する際にはゴムの汚れまでチェックしてみてください。

 

ワイパーのゴム交換、ブレードの交換も「ロータス京都」では承っております。

 

お気軽にお越しください。

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