前回(https://lotasclub-kyoto.com/aruaru/20200302-653/)より「自動車の点検整備」についてご紹介してきましたが、今回はの点検・整備が不十分であったり、整備作業ミスによっておこる事故についてご紹介したいと思います。
日常点検整備での確認不足、ホイール・ナットの締付力不足や、一定走行後の増し締めの未実施、ホイール・ボルト等の誤組(スチールホイールにアルミホイール用のボルトを使用する等)による事故に、車輪脱輪事故があります。
ホイール・ボトルが緩むと折損し、車輪が脱輪します。
平成15年4月以降、平成29年3月末までに523件発生していて、脱落したタイヤが対向車にぶつかることで死亡事故にもつながった事例がありますので、十分に気をつけたいところです。
車輪脱落事故は、タイヤを脱着した後間もない間に発生する傾向があります。
夏用タイヤや冬用タイヤに付け替えた時には、ホイールやボトルに緩みがないかを十分にチェックしましょう。
まず、付け替えた際には、1本1本を確実に締め付けていきます。
時計回りに締めつけてしまいそうですが、1本目を締めたら、2本目は向かい合う場所のボルトを締めます。
時計で表現すると、<12時>の場所のボルトを締めたら<6時>のボルトを締め、<9時>のボルト→<3時>のボルト、<10時>→<4時>、<2時>→<8時>といった具合です。
締め付けた後は、初期馴染みによってホイールナットの締め付け力が低下するので、50km~100kmを走行したら増し締めを行います。
普段は、乗車する前にホイールボルト・ナットを目で見て、手で触って異常がないか点検し
ます。
ナットが緩んでいたり、出っ張っていたり、凹んでいたり、亀裂や損傷、ボルトが折れたり、ナットがなくなっていたりする場合があるので、異常を発見したらすぐに近くのロータス京都の加盟店にご連絡ください。
ロータス京都の加盟店は、整備のプロの集団ですので、安全にご乗車いただけるよう迅速に対応させて頂きます。
ホイールには、スチールホイールとアルミホイールがあり、今ついているものから違うホイールに履き替える場合は、ホイールボルトとナットも適合するものを使用します。
ホイールだけ変えて、ホイールボルトとナットを替えずに使用するのは危険ですので、必ずホイールに合わせたものをご用意ください。
普段からタイヤをチェックしていると、4輪あるタイヤが平等に摩耗していない事に気がつかれることでしょう。
車の駆動様式や車両の重量のバランスによって、タイヤの摩耗しやすい場所が変わります。
定期的にタイヤをローテーションすることで、タイヤを良い状態でより長く使う事ができます。
タイヤローテーションとは、タイヤの位置を交換して、摩耗バランスを均等にしていく作業をいいます。
高速走行が多い、日常のドライブが街中で小回りすることが多くハンドルを切る機会が多い、荷物や人をたくさん乗せていることが多い場合は、タイヤの負担が多くなりますので、ローテーションの間隔を短いスパンで行うとよいでしょう。
タイヤのローテーションは、自分で交換する人もいますが、初めての交換であったり、機械が苦手な人は車の整備会社に任せてしまった方が安全です。
普段、タイヤのチェックをしていなくて不安に感じられることがあるようでしたら、お早い目にお近くのロータス京都加盟店へご相談ください。