新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、不要不急の外出を控えていらっしゃる方も多い事と思います。
このような社会情勢になると、そんなつもりはなくても「ふと魔が差す…」ということがあるかもしれません。
車で移動することもなく、駐車場が自宅から離れていたりすると、そんな隙を狙った車上荒らしに遭ったりするかもしれませんので、車上荒らしについて調べてみました。
まず、京都市の「車上ねらい・部品ねらい」が発生する場所を示したデータがありました。
令和元年12月から令和2年2月の最新情報です。
引用//https://www.pref.kyoto.jp/fukei/hanjou/keimu_h/bunseki/kyoto_sh.html
これらの地域において車上狙い・部品狙いの犯罪が起きていますが、最近は車を盗難するというよりは車内にあるものを盗る場合が多いようです。
どのような方法で車内に侵入するのかというと、オーソドックスなのが「窓ガラスを割る」。
静かにガラスを割り、そこから車内のオーディオやカーナビを盗みます。
鍵がなくてもエンジンをかける手口を知っている手練れの犯罪者となると、まず車を人気のない場所に移動してから窃盗することもあるようです。
最近の車種にはスマートキーが搭載されていますが、このスマートキーは離れた場所やポケットの中から鍵を開けたり、エンジンがかけられる便利なキーです。
このスマートキーを使った「リレーアタック」と呼ばれる犯罪が近年増加しています。
本来、車まで1mほど近づくとスマートキーの送受信機が電波の識別を始め、瞬時に開錠や施錠の指示に従う準備を始めます。
イモビライザーと呼ばれる非常に高度な盗難防止機能があるセキュリティシステムと連動していると自動車メーカーが発信しているのに、どのように悪用されているかと言うと、
・ターゲットの車のスマートキーを持った運転手に近づき、特別な装置で微弱電波を受信し、電波を増幅させて仲間に送信
・別の人物が特別な装置で電波を受信し、電波を増幅させてほかの仲間に送信
・増幅した電波をリレーしながら、ターゲットの車に近付く
・自動車のロックを解除した後、エンジンをかけて車ごと盗難
このような手口で車が盗難されています。
海外で先行されている手口ですが、大阪府や茨城県などで被害が確認され、正確な件数はわからないものの今後被害が拡大することが予想されています。
どのようにしてこの「リレーアタック」から車を守ればよいのかというと、
1. 電波遮断ケースに入れる
これが最も簡単です。
自宅ならば、お菓子の空き缶でも大丈夫です。
鍵は外に出しておかず、空き缶に入れる習慣を身につけましょう。
2.微弱電波をオフにする
微弱電波を止めることでスマートキーのメリットごと捨てるという方法もあります。
微弱電波をオフにする場合は、ディーラーでそのようにセットしてもらいます。
レクサスやトヨタ車ならば、リレーアタック対策として微弱電波を自身で設定することができます。
なお、車上荒らしに遭いやすい車種は、
1位 トヨタ・プリウス(3年連続トップ)
2位 トヨタ ハイエース
3位 トヨタ ヴォクシー
4位 メルセデスベンツ
4位 レクサス
です。これらの車だけで全体の1/4を占めます。
対策としてできることは、とにもかくにも鍵をかけることを忘れない!
自宅の敷地内であっても、ロックしておきましょう。
車の中に物を置かない事も大事です。
車上荒らしの起きやすい場所をチェックしておきましょう。
頻繁に発生している場所の場合、人通りが少ない・防犯カメラがない…といった、なんらかの理由がある場合が見つかるかもしれません。
防犯カメラが設置できる場所ならば、防犯カメラをつけておきましょう。
防犯グッズの活用も効果的です。
セキュリティーアラームなら音や光で威嚇します。
駐車場に防犯カメラの設置が難しくても、センサーライトを設置することはできるかもしれません。
明るい中での盗難作業はやりにくいはずです。
防犯フィルムを貼っておけば、ガラスを割って盗難しようとするパターンの窃盗犯に嫌がられる効果があります。
お客様のマイカーが、いつも便利で使いやすい環境にあることを切に願っております。
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ご不安な場合は一度ご相談ください。