車のボディは、どうしても傷が付きやすいものです。
「板金・修理をお願いするほどじゃないし…」
と、小さな傷だからとそのままになっていませんか?
小さな傷ならご自分で補修できるかもしれません。
目立たない場所に小さな線傷・こすり傷があったら、まずはそこから挑戦してみましょう。
小さな傷には、「コンパウンド」という研磨剤を使用します。
ボディ表面についた傷を消すために使います。
サンドペーパーと同じように、粒子の細かさが複数あり、液体状またはペースト状になっています。
目の粗いものから始めて、細かいもので仕上げていきます。
スポンジで擦りますが、スポンジは毎回替えていくのがベストです。
コンパウンドで補修する前に必ず行っておきたいことは、洗車です。
車についている微量な固いもの(石・砂などの粒子)がついたままだと、この物質もろとも車にこすりつけることになり、より大きな傷になってしまいかねません。
コンパウンドを使用できるのは、塗装面だけです。
ボンネットやドア、フェンダーといった場所になります。
樹脂やゴムの部分の傷の修復には使えません。
また、コンパウンドで修理できる傷の深さは、「クリア層」と呼ばれる塗装をカバーしている層でとどまっているものです。
クリア層の下にある、「カラー層」でも修復できる可能性はありますが、その下にある「下地層」まで傷が達していた場合、塗装とは違う色が見えてくるはずです。
そこまで傷が届いている場合、研磨剤で磨いても色が足されるわけではないので、先にタッチペンや板金塗装で色を塗っておく必要が出てきます。
タッチペンを使うような、小さなひっかき傷の場合は、マスキングテープを使うときれいに修復できます。
傷の部分だけ塗料が付くように、マスキングテープを傷の周りに貼っていきます。
タッチペンの塗料で傷を埋めるように、傷から盛り上がるように塗装していきます。
1週間ほど乾燥させた後、盛り上がった塗装を平らにしていくために磨いていきます。
塗装した時と同じように、マスキングテープを何枚か重ねて、盛り上がった塗装が平らになるよう耐水サンドペーパーで磨いていきます。
1枚づつマスキングテープを外しながら、平らになるように磨き続けます。
最後の1枚をはがしたところで、コンパウンドを使用します。
傷の合ったところとその周りが平面になれば、修復完了です。
初めて挑戦するときは、ドキドキすると思います。
見えないところで挑戦してみて、自信がついたら目立つところを修理してみましょう。
この、コンパウンドを使った修理は、塗装面を削って平らにしていきます。
クリア層を削ってきれいに傷がなくなったら、ワックスなどで保護膜を作っておいてくださいね。
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