いよいよ暑い日が続く季節となってきましたが、暑い夏には様々な車のトラブルが発生します。
その中で、今日はオーバーヒートについてご説明したいと思います。
<オーバーヒートとは>
冷却液の温度が上昇し、エンジンを正常に機能させる冷却機能が失われて、エンジンの内部が厚くなった状態のことを指します。
エンジンが以上に熱い状態ですが、エンジンを目で見ただけではわかりません。
車のメーターパネルにある水温計を見て判断します。
水温計は、大抵HOTの「H」と、COOLの「C」で表示されていて、「H」と「C」の間のどのあたりかを指し示しています。
<オーバーヒートの状態は>
温度で表示されている場合は、70度~95度の間が適温です。
「H」を超えて警告ランプが点灯していたり、95度以上になっていたら大変危険な状態です。直ちにオーバーヒートの対処をしましょう。
<オーバーヒートになるとどうなる?>
焦げたにおいがしたり、エンジンから異音がする
エンジンがかからなくなる
ボンネットから発煙する
このような状況になると末期状態です。
エンジンが焼き付き、故障することで修理代が高額になったり、ダメージの程度によっては廃車になりかねないほど車に負担がかかります。
<オーバーヒートを防ぐために>
ここまで放置することにならないように気を付けるポイントは、
。水温計をこまめにみて「H」に近くなっていないか確認しておく
「H」付近まで水温が上がり、エンジンの回転が安定しない、いつもよりスピードが上がらない感じがする、アクセルを踏むと違和感があるなどの症状が出ていれば、冷却水を確認します。
・冷却水の量をチェック
冷却水の量を確認します。減っている場合は、「MAX」まで補充します。
冷却水は、水道水ではなく冷却水用のクーラント(ロング・ライフ・クーラント:LLC)を使います。
LLCには、防腐剤や酸化抑制剤、消泡剤が含まれた不凍液です。
LLCは、赤・緑・青といった色が着色してあるものが多いです。
濁っていたら、劣化している可能性が高いです。
新しい冷却水に交換しましょう。
錆が混ざったような色に変色している場合は、交換しても改善しないので、ロータス京都加盟店にご相談ください。
車のプロが、原因を追究して安全に車を運転できるように整備します。
いったん冷却水を補充したのに、すぐ減る場合は漏れている可能性が高いです。
その場合もロータス京都加盟店にご相談ください。
<運転中にオーバーヒートになってしまったら>
運転中に車の調子が悪くなったら、速やかに安全な場所で停車させてください。
「H」を超えていない場合は、冷却システムが完全に止まっている状態ではない可能性がありますので、アイドリング状態にして水温が下がるか様子を見てみましょう。
水温が下がれば運転することも可能ですが、できるだけ早くロータス教徒加盟店へご相談ください。
ボンネットを開けて冷やすのも一つの方法です。
エンジンが熱くなりすぎているので、できるだけ早く冷ますことが大事です。
かなり熱くなっているので、やけどをしないように気を付けてください。